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ジオラマはこどもの自由研究にぴったり!ジオラマの構想と手順
ジオラマとは風景を模型にしたもので、小さい町や島を作り博物館などに展示されているものを言います。小学生の低学年には自分の住む町を知るための授業があるため、探索して自分の住む町のジオラマを作ると出かけるのが楽しくなりそうですね。
●ベースになる入れ物を用意する。
作りたいものを考えそれに合った大きさの入れ物を用意しましょう。菓子折りの箱、おぼん、木の板など地面となる部分を用意しましょう。大きくなくても小さなものでも大丈夫です。
●背景を作り奥行きを出そう。
地面になる部分を用意したら奥行きを出すために背景を作りましょう。紙に自分で色を塗ったり、自然の風景の絵を描いて絵で広さをだしたり、ビルや建物を描いて町の風景に厚みを出してみましょう。
●ジオラマにおきたいものを作ってみよう。
電車や乗り物をおきたいならば、お菓子の空き箱を小さいサイズに切って小さい四角い箱にして電車の形にしたり、湖面を作りたい場合はアルミホイルをくしゃくしゃにして貼り付けたりイメージしておこう。
こどもでも出来るジオラマの作り方、土台に必要な材料と作り方のコツ
ジオラマの土台作りに最適アイテム
●100均の粘土
・カラー紙粘土
色の種類も豊富で地面にそのまま使えない色であれば数色買って、混ぜて使いたい色に近づけるなどで色の勉強もかねて使ってみるのはいかがでしょうか?空気を含むとぽろぽろになってしまいますが、我が家では作りたいものが決まっていない時点でその状況になったら少し水を足して使っています。形が決まったらそのまま数日置くとしっかり乾きます。
・木粉の粘土
木からできている粘土で色は自然に近い色で少し薄い、濃いくらいの違いです。そのまま形を作って使ったり、100均の園芸コーナーにある小さな石を混ぜておうとつをだして作ったりするとそのままの色で地面を作ることができます。木粉粘土も数日でかわき乾かしている間も木の香りがして自然の感じがとても良いです。
山や島などのジオラマを作りたい!というこどもにはこの作り方がおすすめ
大きな土台を作る時には大量に自分で粘土を作ってみましょう。
●新聞紙粘土で自然の風景を作る。
1 30枚ほどの新聞紙を100円玉くらいの大きさに細かく切ります。子供と手でちぎってもいいのですが新聞紙で手を切らないよう、また手が黒くならないように軍手をはくことをおすすめします。細かくしたほうが使いやすいです。
2 細かくなった新聞紙を入れ物に入れ、新聞紙が柔らかくこねられるほどの量の人肌程度のお湯を入れます。後で新聞紙を絞るのでお湯はあまり入れすぎないようにしましょう。
3 ある程度お湯に新聞紙がなじんだら水分を絞ります。捨てるような布があったら布に包み絞ると力が入り水分がしっかり出ます。バラバラになるくらいまでしっかり絞ります。
4 絞った新聞紙を入れ物に戻しでんぷんのりを適量入れてさらに混ぜ合わせます。満遍なくでんぷんのりが行き渡ったら出来上がりです。
●隆起したものを作る時には
がっちり丸めた新聞紙の上にさらに新聞紙を作りたいものの形に丸めていき土台の上に設置します。土台と丸めた新聞紙の下の接着したい面にセロテープなどで固定しましょう。表面にセロテープを使うと粘土をはじいてしまいつきずらくなるので注意しましょう。
●梱包剤のプチプチを使う。
梱包の時に商品を守るために付いてくるプチプチを丸めて、その上に新聞紙を巻いて山や島などにしましょう。中のプチプチの素材が水を吸わない素材なので、新聞紙粘土の水分を吸わず作りたい形を保ったり、土台への影響もないでしょう。また軽いため持ち運ぶ際に便利です。
ジオラマに木や森を入れたい場合の作り方
ジオラマに自然の風景を作る時には
●土台が柔らかいうちに作る
100均の造花コーナーで葉っぱ類を買い一つ一つバラバラにします。接続部分で取るの簡単ですが茎を長くし木の感じを出したい場合は接続部分を無視し長い部分ではさみで切って使いましょう。接続部分は取れやすいのでボンドやグルーガンなどでとめてしまったほうが使いやすいです。植物が用意できたら土台が柔らかいうちにさしましょう。そのまま乾かすとかたまります。
●形が変えられるコケを使おう。
コケは市販されていて使いたい形に変えることができます。隆起した部分にかぶせると島をイメージできます。また季節がきたら山には色々なコケがあります。とってもいい場所で少し剥いで持ってきて使うと本物に近いものができます。自然のコケは水分がなくなると茶色くなってしまうので、可能であれば霧吹きで湿る程度に水分を上げるときれいな緑を保つことができます。
●枯れ木を使う。
枯れ木を木のように立てて使ったり、たくさん集めてきて建物を作ったり、テントを作ったりして自然になじむ風景を作って見ましょう。
リアルな岩肌をジオラマに入れたい場合の作り方
●岩を作る
木粉粘土を使います。木粉粘土をこねてその中に観賞用の魚を飼育する時に水槽の下に敷く麦飯石をいれこねます。麦飯石のサイズに細かいものがあれば細かいものを使いましょう。入れることで岩の感じが出ます。こねるときには石が入っているため注意しこねましょう。麦飯石を入れた木粉粘土を作りたいサイズの大きさに丸めます。数日置いて乾いたら出来上がり。
●木粉粘土に味をだす。
木粉粘土を作りたい大きさに形を作ります。アルミホイルをしっかりめにまるめます球体ではなくごつごつした感じで大丈夫です。形を作った木粉粘土が乾ききる前にアルミホイルで岩表面のゴツゴツ感を出すため押し当てていきましょう。細かい岩肌ができます。